2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

<多数派>そのものをリスクと評する内田樹氏

情報コミュニティの分断化に続いて、「多数派であることのリスクについて(内田樹の研究室)」の記事が、ネット上の罵詈雑言と関連する問題なので、また内田樹氏の記事を扱わせていただきます。 まず、「あるべき民主主義」を提示せずに、「少数派のリスク問…

「情報リテラシー(メタ認知)」による階層化と「情報価値」によるコミュニティの分断化

先日、「ネット上の呪詛」について批判的な記事を書きましたが、その続編にあたるような記事「情報リテラシーについて(内田樹の研究室)」がありましたので触れさせてもらいます。 内容は、ネット社会における情報の広がりを『階層化』というよりはむしろ『…

【言付け】に見られる非言語コミュニケーション「顔文字」

【言付け】は、話題の共通認識を前提にするものです。しかし、現実の【言付け】は、何に対しての発言内容なのかが曖昧になり、誤解だらけの会話に陥ってしまいます。顔の見えない【言付け】では、非言語コミュニケーションが不足するのが大きな原因です。 非…

911テロへの〝祈り〟と『明日の言付け』

アメリカ同時多発テロ事件から10周年です。この事件は、「宗教対立の始まり」になったような気がします。過激なテロ思想を持つ人間は僅かにも関わらず、欧米社会の不安不信を恐ろしく高めました。「テロとの戦い」は終わる様子がなく、アメリカは過大な安…

『流言』を防ぐ、【言付け(付言)】と【言伝(伝言)】の峻別

『流言』が拡散しやすいのは、結論ばかりを述べる「ツイッター」「掲示板」などの短文メディアです。ブログなどの長文メディアでは、論拠や理由が述べてあることが多いので、ブログ記事自体を発信源として扱うことが可能になります。検証プロセスが確保でき…

【言付け】するツイッターでは議論が出来ない理由

「twitterアカウントを消しました。」という内容の記事を読んだのですが、議論的なことに悩まされたのが原因のようです。短文メディアは、結論だけを述べるものですし、まともな議論が出来ないのは当然です。いろんな発想による結論が連なることが楽しいので…