『ことづける』『かこつける』『かずける』という“託”の三つの読み方から、モノ(コト)ありきのオブジェクトを押し付けるイメージが集約されているように思います。
“託”の意味するものが、オブジェクトありきの被役的な表現というわけです。【言付け】は、使役した人の主体的存在が薄まっています。「誰が」よりも「何を」託したかの表現が【言付け】です。
では、逆にサブジェクトありきの使役的表現に当たるものは何かというと『授ける』になります。
『担ける(被ける)』 ⇒「オブジェクト指向」
『授ける』 ⇒「サブジェクト指向」